ベリードビア

ベリードビアとは?

ベリードビアとは、PCBの内層同士を接続し、表面にも裏面にも現れないめっき穴を指します。ベリードビアは基板の層構成の内部に完全に収まっているため、外層の配線スペースを一切消費しません。そのため、密集した部品配置によって外層の面積が制約されている設計でとりわけ有用です。ベリードビアは、HDI(高密度相互接続)基板や、内層での大規模な配線を必要とする大型BGAパッケージを搭載した設計で広く使われます。

ベリードビアの製造には、基板全体を組み上げる前に内層ペアをドリル・めっき・接合する逐次積層工程が必要です。この多段階の工程により、スルーホールビアだけを用いる基板と比べて、製造の複雑さ、コスト、リードタイムが増加します。また設計者は、ベリードビアが層構成設計に制約を加えることも考慮しなければなりません。ベリードビアで結ぶ層は隣り合う積層ペアでなければならず、それが層の割り当てや信号計画の自由度を狭めることがあります。

ビア戦略を的確に選ぶ

ベリードビアを使うかどうかの判断には、配線密度、製造コスト、層構成の柔軟性、リードタイムの間の複雑なトレードオフが伴います。AIを活用したレイアウトツールは、ベリードビアを使った場合と使わない場合の完全なレイアウトをそれぞれ生成し、どれだけ配線密度が向上し、そのためにどれだけの製造コストがかかるのかを具体的に示せます。このデータに基づくアプローチは、ベリードビアの複雑さがその設計に見合うかどうかを経験則で判断してきた従来のやり方に取って代わります。

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