ストリップライン
ストリップラインとは?
ストリップラインとは、PCBの内層に銅配線を引き、二つの基準面(通常はグランド面)で上下から挟んだ伝送線路の構成です。上下のプレーンが配線の両側に電磁的な遮蔽を与え、電界を誘電体の中に閉じ込めるため、外層のマイクロストリップ配線に比べて放射損失、クロストーク、外部干渉への弱さが大幅に減ります。
ストリップラインは、数ギガビットのシリアルインターフェース、クロック分配網、厳しいEMC要件を持つ信号など、最も敏感な高速信号に好まれる配線構成です。ストリップライン配線の特性インピーダンスは、配線幅、各基準面までの距離、周囲の材料の誘電率で決まります。配線が均質な誘電体に埋め込まれているため(片側が空気に面するマイクロストリップと違い)、ストリップラインのインピーダンス計算は予測しやすく、伝搬速度も安定しています。
AIによる層を踏まえた配線方針
信号群ごとにマイクロストリップとストリップラインのどちらで配線するかの選択は、インピーダンス精度、クロストーク性能、EMC適合、層の使い方を左右する重要なレイアウト方針です。物理駆動型AIレイアウトエンジンは、各信号の敏感さに応じてこの層割り当てを自動で行えます。最も重要なネットは内層のストリップラインとして引き、それほど敏感でない接続には外層のマイクロストリップを使います。この信号を踏まえた層割り当ては、従来のレイアウトが求めてきた手作業の優先付けと層計画なしに、電気性能と配線密度の両方を最適化します。





