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Quilterで電源ベタを自動生成できるようになりました!

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初回公開日

July 15, 2025

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この記事は、Quilterの物理法則に基づくレイアウト自動化を使い、NXP i.MX 8M Mini搭載コンピューターを再現した過程を詳しく紹介するシリーズの一部です。 

銅箔ベタを自動生成し、より信頼性の高い電源供給をわずかな時間で実現する、唯一のAI PCB設計ソフトウェアです。

こんな経験はありませんか。基板を急いで出図しようとしているのに、ポリゴンをドラッグしたり、DRCエラーを解消したり、そもそもベタが正しいのかどうか悉んだりして時間を失ってしまう。

電源供給のように不可欠なものが、なぜいまだにこれほど手作業なのでしょうか?

エンジニアがポリゴンを手で描くべきではありません

電源ベタ(ポリゴンベタとも呼ばれます)は、特定の電源ネットに接続された大きな銅箔領域です。電流に低インピーダンスの経路を提供し、電圧降下を抑え、発熱を最小限に抑える役割を果たします。

うまく設計されれば基板の信頼性が高まります。設計が不十分だと、テストの不合格や追加の手戻りを招き、最終的には納期遅れにつながりかねません。

電源ベタは極めて重要ですが、それを作成するツールは進化から取り残されてきました。そして私たちは皆、あまりにも長い間この現状に甘んじてきました。

Quilterは、電源ベタを自動生成する唯一のAI搭載PCB設計ソフトウェアです。

面倒な作業はQuilterが引き受けます

Quilter Document definitions for high current net listings in PCB copper pour generation.
設計の大電流ネットを定義します。

電源ベタ機能はQuilterに完全に統合されています。仕組みは次のとおりです。

  1. スマートなネット検出 – Quilterは一般的な命名パターン(例:VCC、3V3、5V)やネットクラスに基づいて電源ネットと思われるものを自動検出し、レビュー用に提示します。これにより、重要なネットを見落とすことなく作業を進められます。
  2. ベタの選択的制御 – どのネットにベタを適用するかはあなたが決めます。Quilterの提案で設定を加速しつつ、制御権はあなたが保持します。デフォルトを上書きしたり、カスタムネットを追加したり、ベタを完全にスキップしたりして、適切なネットにだけ電源ベタが適用されるようにできます。
  3. 配置の最適化 – Quilterはベタ生成が成功しやすくなるように部品配置を調整します。配置エンジンが選択された電源ネット上の部品を回転・集約して断片化を減らし、銅箔の連続性を高めるため、生成されたベタが手動修正なしでパッド同士をきれいに接続できる可能性が高まります。
  4. 銅箔の自動生成 – 配置が完了すると、Quilterは間隔ルール、部品のキープアウト、配線制約を守りながら、パッド同士をソリッドな銅箔で接続する塗りつぶし領域を生成します。個別に配線されたトレースをベタに置き換えるため、手作業での描画やベタの再生成は不要です。
  5. 物理ルールチェック(PRC) – Quilterの物理ルールチェック(PRC)は電源ベタに対してトレース幅と許容電流を検証し、想定電流に基づいて製造可能な銅箔幅が確保されるようにします。かつては20回のクリックと2回のチェックが必要だった作業が、完全に自動化されました。

これらはすべて、通常の候補生成の一環として自動的に行われます。CADツールでの手動の事前準備や後処理のクリーンアップは必要ありません。

より多くの基板を、より少ない負担で

従来のツールでは、ポリゴンベタは手作業で時間のかかる作業です。Quilterでは、チェックボックス一つで済みます。

  • 手作業のポリゴン作業はもう不要:従来のツールでは、設計者がクリアランス設定やサーマルリリーフも含めて、銅箔ベタを手作業で描き、管理する必要があります。今ではQuilterがこれを代行するため、時間を節約でき、レイアウトにおけるよくあるストレスの原因を解消できます。
  • 対応できる設計の拡大:レイアウト時にベタを自動生成することで、Quilterが完全に自動化できる基板の範囲が広がります。大きなグランドプレーンを持つテスト基板、アナログ設計、そしてこれまで手動調整が必要だったミックスドシグナルのレイアウトなどです。
  • 初回での成功をより早く:Quilterは配置とベタ生成を同時に最適化するため、レイアウト品質が向上し、動作する基板をつくるまでに必要な反復回数が減ります。
AI generated PCB design with copper fills.
PCB向けとしては初となる、銅箔ベタの自動生成。

今すぐ電源ベタを使い始めましょう

銅箔ベタを手作業で描いて修正するのに何時間も費やした経験があるなら、このアップデートはあなたのためのものです。Quilterがその作業を自動で処理するようになり、より良い電源供給、レイアウトエラーの削減、そして動作する基板へのより速い道のりを実現します。

ハードウェア設計の未来を形づくるのはあなたです

私たちは皆さまのフィードバックをもとに新機能を継続的にテストしています。最もインパクトの大きい機能の多くは、皆さまのようなエンジニアから直接生まれたものです。

ご意見はありますか?ぜひお寄せください。次に何をつくるかを形づくるのは、皆さまです。

最近のプロダクトアップデート

1月のニュースレター:2024年まとめ編 11月・12月のQuilterのアップデートと改善点、そして2024年の歩みの振り返り。

Quilterでバイパスコンデンサを自動配置できるようになりましたすべてのレイアウトにおけるすべての配置が、自動化された物理ルールチェック(PRC)で検証されます

Hardware Rich Development | ハードウェア設計をめぐる対話ハードウェア設計の考え方に関するインタビューを集めた場所です。

Quilterを実際に試す

Project Speedrunは、自律的なレイアウトの実際の姿と、Quilterが実現する時間短縮を示しました。次は、ご自身のハードウェアでお確かめください。

利用を始める

設計の検証

仕上げが完了したら、最後に確認するのはハードウェアが動作するかどうかです。電源投入時には電気的な不具合の多くが現れます。エンジニアにとって、緊張と期待が入り交じる瞬間です。

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設計の仕上げ

自律的なレイアウトにより、DRCを実施済みの完成した設計が得られます。仕上げは、製造に向けて最終調整するための短い精密な作業です。

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設計のコンパイル

設計の準備ができたら、次はQuilterに引き渡します。従来のワークフローでは、この段階でエンジニアとレイアウト担当者が設計意図を確認します。Quilterはこの打ち合わせを回路理解のプロセスに置き換えます。プロジェクトをアップロードし、制約条件がどう解釈されたかを確認して、ジョブを実行します。

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