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まったく新しいQuilterアプリ

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初回公開日

February 9, 2024

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この記事は、Quilterの物理法則に基づくレイアウト自動化を使い、NXP i.MX 8M Mini搭載コンピューターを再現した過程を詳しく紹介するシリーズの一部です。 

新しいQuilterアプリを試す

Quilterでは、製品を1つの脳の中で相互につながる2つの領域として捉えています。基板設計の依頼を受け付けて完了する「コンパイラ」と、設定、送信、完了した設計ジョブの候補レビューを担う「アプリ」です。

過去9か月間で、Quilterは数百人のユーザーに向けて、数十万件の独自の基板設計を生成してきました。クローズドベータのユーザーの皆様は、改善すべき点を見つける手助けもしてくださいました。その中で最も重要だったのが、Quilterの「信頼性」です。送信されたジョブについて、ユーザーに適切な期待を示し、その期待に一貫して応えられることを意味します。

私たちは、Quilterが皆様のチームにいる優秀な電気エンジニアのインターンのような存在になることを目指しています。現時点ではすべての設計業務には対応できなくても、設計を作成できる範囲では確実に成果を届け、時間とともに急速に成長していく存在です。

そのため、昨年末、信頼性をさらに高めるためにQuilterアプリを再構築するという目標を掲げました。重点を置いたのは、次の3つの点です。

ジョブの統計情報と最適な対応範囲外の設計に関する注意を表示したQuilterの基板プレビュー。

1/ ジョブ設定の問題を事前に解決

以前は、ジョブの完了を数時間待った後で、設定上の単純な問題によってQuilterの設計が使えないと分かることも、珍しくありませんでした。

新しいアプリでは、送信ワークフローの分かりやすさと検証の厳密さを大幅に向上させ、次のことを可能にしました。

  • 入力ファイルのアップロード時に、分かりやすく、より 具体的な対処につながるエラーを表示します。
  • 基板ファイルを視覚的にプレビューし、送信前に基板や部品の解析上の問題を見つけやすくします。
  • よくあるジョブ設定の問題を確認し、送信する前に解決できるようにします。
    (例:「アップロードされた基板は配線済みです。こちらで行う作業はありません。」)
最適な対応範囲外のため、処理に時間がかかり、成功する候補が得られる可能性も低くなることを伝えるQuilterの注意表示。

2/ ジョブに何を期待できるかを明確に

専門家向けのエンジニアリングツールとして、約束を大きくしすぎて成果が伴わない事態を避けることは、私たちの中心的な目標の1つです。以前のアプリでは、何を期待できるかをほとんど伝えられておらず、意図せず誤った期待を抱かせることもありました。「12時間は推定所要時間なのか、それともタイムアウトなのか」といった疑問です。

その結果、多くのユーザーから同じ基本的な質問が寄せられていることに気づきました。

  • Quilterが得意とするのは、どのような基板ですか?
  • Quilterでジョブが完了するまでに、どのくらい時間がかかりますか?
  • Quilterが出力する設計の品質には、どのような要因が影響しますか?

新しいアプリでは、標準的な操作の流れを大幅に明確化しました。途中でヒントや情報を提供し、送信するジョブごとに最良の結果を得られるようにしています。

また、機能の向上に合わせた情報提供も改善し、どのジョブならQuilterに安心して任せられるかが、その時点で常に分かるようにします。

実行中、完了、失敗、下書きの各ジョブと、候補数や実行時間を表示するQuilterのレイアウトジョブ一覧。

3/ ジョブと候補の状況をより把握しやすく

最後に、現在のQuilterでは、最初の成功した候補が生成されるまでに数十分から数時間かかるため、ジョブや設計候補の状況を分かりやすく伝えることに、大きく力を注ぎました。

新しいアプリでは、次の部分が大きく変わっています。

  • レイアウトジョブの概要
    新しいジョブ概要ページでは、送信した各ジョブの状況を、はるかに細かく確認できます。実行時間、生成された候補の総数、成功した候補数が分かります。
  • レイアウトジョブの詳細
    各ジョブの詳細には、現在の状況の分かりやすい概要と、ジョブの送信時に指定したすべての入力設定が表示されます。設計ジョブを調整して再実行することも簡単です。
  • 候補の詳細
    最も優れた候補に効果的に注目できるよう、候補ビューアーを再構築しました。また、独自の要件に基づいて解の範囲を素早く絞り込めるよう、候補全体に適用する新しいフィルターも用意しました。

新しいQuilterアプリを試す

今後の予定

新しいアプリによって、Quilterはより信頼できるツールになります。高品質な基板を素早く設計したい電気エンジニアを支えるとともに、開発チームが今後も改善と成長を続けるための、確かな土台となります。

今後、製品を改善するためのアイデアはありますか?コミュニティフォーラムで、改善提案の閲覧、投稿、投票をお願いします。

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Quilterを実際に試す

Project Speedrunは、自律的なレイアウトの実際の姿と、Quilterが実現する時間短縮を示しました。次は、ご自身のハードウェアでお確かめください。

利用を始める

設計の検証

仕上げが完了したら、最後に確認するのはハードウェアが動作するかどうかです。電源投入時には電気的な不具合の多くが現れます。エンジニアにとって、緊張と期待が入り交じる瞬間です。

第4回に進む

設計の仕上げ

自律的なレイアウトにより、DRCを実施済みの完成した設計が得られます。仕上げは、製造に向けて最終調整するための短い精密な作業です。

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設計のコンパイル

設計の準備ができたら、次はQuilterに引き渡します。従来のワークフローでは、この段階でエンジニアとレイアウト担当者が設計意図を確認します。Quilterはこの打ち合わせを回路理解のプロセスに置き換えます。プロジェクトをアップロードし、制約条件がどう解釈されたかを確認して、ジョブを実行します。

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